財界人物我観
福沢桃介著「財界人物我観」現代語改
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財界人物我観
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まえがき
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経済雑誌 「ダイヤモンド」に発表した『財界人物我観』が、内容に厳密な改訂を加えたとはいえ、おこがましくも装を凝らして、ここに二度のつとめに出るなどとは毛頭想像だにしなかった。いささか面はゆい感がする。 顧みれば昭和三年の暮、ダイヤモンド社から、私に財界の人物月旦をしてもらい...
凡例
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本書の執筆は昭和四年である。従ってすべて昭和四年を時の標準としている。本年とあるのは昭和四年、昨年とあるのは昭和三年を意味する。 背と扉の文字は著者の自筆である。甚だ出来が悪いので再三辞退したが、版元が是非私に書けというので、止むを得ず書いた。 校正は一々私がしたが、また大...
福沢桃介
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槍ヶ岳を中心として
序論(1)
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人物評というものは、なかなか難しいものだ。桃介とても、透視術を知っているでもなし、千里眼でもないので、ある人物をとらえて、浄瑠璃の鏡にはっきり写し出すことは難事中の難事だ。マアある程度までは想像で行くほかない。その想像もこちらが 玲瓏 玉のように、一点の曇りもない明鏡のような人...
序論(2)
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ところで、そういう人たちの中で、誰が一番偉いかということになると、偉いというデフィニションが難しいが、人間を一つの団子に丸めて欠点も美点も打って一丸として一番その団子の大きかったのは、単に教育家としてのみならず、 政治その他あらゆる方面にわたって、福沢諭吉だと、こういう人は言う...
岩崎弥太郎
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